悪意と推理のカードゲーム 【完全犯罪】〜人狼亭の一夜〜 人数:4〜6人  ジャンル:完全犯罪ゲーム 対象年齢:13歳以上 プレイ時間:約20分 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  【完全犯罪】の世界へようこそ!  これより皆様には、吹雪に閉ざされたペンション“人狼亭”で「殺人ゲーム」に参加して頂きます。  事件の真相を突き止めた方、または見事に【完全犯罪】を成立された方には、当ゲームの主催者より「賞金1億円」が贈られます。  なお、このゲームではルール違反と暴力行為以外のあらゆる行為・・・嘘、偽装、結託、裏切りが許されています。  それでは、くれぐれも信頼や友情を失わないよう存分にお楽しみください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ◆内容物 『役割カード』:8枚  自分の得点条件を決めるカードです。誰にも見せないようにしてください。 『アリバイカード』:8枚  推理のヒントを提供するカードです。一定の条件を満たすと他人に提示できます。 ◆ゲームの目的  各プレイヤーには、1度だけ自分の『役割』と『アリバイ』を選択するチャンスが与えられます。  極めて困難な【完全犯罪】を目論むか、様々な情報を頼りに、仲間と協力して犯罪者を≪容疑者≫に指名してください。  目的を達成することで、一定の勝利点を獲得したプレイヤーが勝利となります。 ◆概要   1.カードを配る   2.第一発見者がカードを選択する   3.残りプレイヤーがカードを選択する   4.証言と捜査を順番に行なう   5.≪容疑者≫を特定する   6.得点計算   7.合計3点以上を得たプレイヤーが勝利 ◆ゲームの流れ 手順@ 手札配布…闇への招待状  参加人数に合わせ、不要なカードを取り除きます(4人で遊ぶ場合は手順5〜6、5人で遊ぶ場合は手順6の書かれたカードをすべて取り除きます)。  その後、『役割カード』と『アリバイカード』を別々にシャッフルし、各プレイヤーに1枚ずつ配ります(計2枚になります)。  配られたカードは自分の手札にして、内容を確認してください。  余ったカードは、場の中央に伏せておきます。 ? 手順A 第一発見者…惨劇の夜  「一番最近ミステリー作品に触れた人」がスタートプレイヤー(以降、≪第一発見者≫と呼びます)になります(ジャンケン等で決めても構いません)。  ≪第一発見者≫は、場の中央に伏せたカードの中から無作為に『役割カード』と『アリバイカード』を1枚ずつ選び、  自分の手札と混ぜてから内容を確認してください(場に置かれたままのカードが、今回の「被害者」と「真相」です)。  ※被害者であることを表すようにカードを×のように重ねて置くと良いでしょう。  その後、≪第一発見者≫は手にした『役割カード』と『アリバイカード』の中からそれぞれ1枚ずつを選択し、自分の手元に伏せてください。  まだカードを伏せていないプレイヤーがいれば指名し、手に残ったカードをすべて渡します。 手順B その他の登場人物…渦巻く悪意  カードを受け取ったプレイヤーは同様に、受け取ったカードを手札と混ぜてから内容を確認してください。  その後、選択したカードを手元に伏せて、まだカードを伏せていないプレイヤーを指名し、手に残ったカードをすべて渡します。  以降、全員が同様のことを繰り返し、最後のプレイヤーは余ったカードを場の中央に伏せます(これが、最後の目撃情報です)。  ※この間、カードの情報に関する発言や意思表示は禁止です(書かれた文字やイラスト、色を連想させる言葉など)。  ※他のプレイヤーは、他人がカードを選択する様子をじっくりと観察できます。  ※手にしていないカードの内容を見てしまったプレイヤーは、今回のゲームを失格とみなすので注意してください。 手順C 証言と捜査…追い詰められる者    ≪第一発見者≫から開始して、カードを渡されたプレイヤーと同じ順番に、以下のA/Bどちらかの捜査を自由に組み合わせて「2回連続」で行動します。  不要であれば、パスすることもできます。  この間、すべてのプレイヤーは自由に質問や発言ができます。カードの情報をすべて公言しても構いません。      以下2通りの行動が選択できます。  A:自分のアリバイカードを1人に見せる  B:他人のアリバイカード1枚を見る    ※Aの行動は、自分の持っているアリバイカードに書かれている制限に該当している場合は実行できません。  ※Bの行動は、アリバイカードの内容をすべて無視します。他人が自分のアリバイカードを見ることを望んだ場合、必ず見せなければなりません。  ※2行動ともパス(行動放棄)をした場合に限り、場の中央に伏せたカードを2枚とも見ることができます(それ以外の場合、場の中央にあるカードを見ることはできません)。 手順D 容疑者の特定…裁断の時   全員の行動終了後、即座に第一発見者の合図で全員一斉に、《容疑者》にしたい人物の役割カードを指差して投票します。  ※この時、【証拠】と書かれているアリバイカードを持っていない『黒チーム』のプレイヤーは自分の役割カードを指差さなくてはなりません。  ※「探偵」が「探偵の秘密」を所持していた場合、自分のカードをすべて公開することで任意の対象に「2票目」を投じることができます。  投票の結果、もっとも投票数の多かった人が《容疑者》となります。  票が割れた場合は「容疑者なし」となります(例:投票数が2票対2票など、最上位者が複数の場合は「容疑者なし」です)。  ※自分を指差した票もカウントします。 「自首」ルール  手順Dが始まるまでの間に、全プレイヤーは「自首」を宣言できます。  「自首」が宣言された場合、即座に今回のゲームは終了し、『自首したプレイヤーと反対色のチーム』全員が1点を得ます  (該当者がいない場合は自首したプレイヤー以外の全員が1点を得ます)。  その後、即座に手順Fを行なってください。ゲームが続行する場合、自首したプレイヤーは最初に中央に伏せられた役割カードの内容を即座に確認することができます。 手順E 得点計算…そして、朝。  すべてのカードを公開し、それぞれの役割に書かれている条件を確認します。  ○『黒チーム』のいずれかが《容疑者》になっていれば、『白チーム』全員が1点を得ます。  △全員の役割に『黒チーム』がいない場合、自分の役割カードだけを指差していた人が1点を得ます。  ●『黒チーム』が《容疑者》にならなかった場合は『黒チーム』全員が3点を得ます。  ※全員が得点または無得点となる可能性もあります。 ? 手順F ゲーム終了…栄光の勝利者  誰かが累計で「3点以上」を手に入れた時点で、ゲームが終了します。  その時点で最も得点の高いプレイヤーが勝利します。最高得点者が複数の場合は、勝利を分かち合ってください。  何らかの理由で勝者が決まっていない場合は、再び手順@からゲームを繰り返します。  その際、現在≪第一発見者≫を担当しているプレイヤーは、できるだけ回数が均等になるように、任意の人物を指名してください。  そして、勝者が決まるまでゲームを繰り返します。 ◆ヒント…罪を犯さないために  全体編  ・人の指名やカードの選択は慎重に。  ・カード選択時の“表情”がポイントです。  ・迷ったら「一般客」を選びましょう。 一般客  ・すべての情報を正直に話すこと。  ・自分の保身(潔白証明)が最優先。  ・「探偵」は強力な味方です。 探偵  ・堂々と名乗り出ましょう。  ・探偵である根拠を示しましょう。  ・「探偵の秘密」を手放してはいけません。 犯人/共犯者  ・【完全犯罪】は「針に糸を通す」ような、困難を伴います。慎重に行動しましょう。  ・アリバイの“穴”を探すのがポイント。  ・【証拠】を安易に手にするのは危険です。 ボーナスカード  【豪華版】には、『07』のボーナスカードが追加されています。  最大7人で遊ぶこともできますし、任意のカードと入れ替えてバランスを調整することもできます。  ※両方とも、悪意を持って運用すると圧倒的に黒チームが有利になります。使用する場合は充分に注意してください。 Q&A Q1.カードの情報は公言しても良いのか?  はい。手順Cが始まったら、あらゆる情報を声に出すことができます(もちろん虚偽もできます)。 Q2.他人に提示できないアリバイを見せるように要求された場合はどうするのか?  行動Bで見せることを要求されたアリバイは、内容にかかわらず必ず見せなければなりません。 Q3.場に伏せたアリバイカードは見てもよいか?  行動をすべて放棄した場合に限り、特別に両方の伏せられたアリバイカードを見ることができます。 Q4.「自首」が発生した場合、投票や得点の計算はどうなるのか?  すべて無視して、「自首」の項目に書かれている内容に従ってください。 Q5.誰かの「自首」によって、現在2点のプレイヤーが勝利となってしまったが良いのか?  そのまま、そのプレイヤーが勝者となります。従って、その状況での「自首」はお勧めできません。 Q6.無得点となるのが明らかな状況になったが?  潔く「自首」しましょう。 Q7.『黒チーム』が≪容疑者≫にならなければ、それだけで勝者となるのか?  その通りです。【完全犯罪】が成立しました。